久しぶりの日記

実に4ヶ月近く放置。
いや放置せざるを得なかった。
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まぁ、結果がなんであれ、色々考えさせられる年末年始だった。
時々思うのがこのままデザイナーな道をあきらめてオペレーターな道に進むのもアリかなとか思ってきた。
美大でデザイナーな道を選ぶつもりだったんだが、どうやらそれは違うらしい。
デザイナーになるために美大に行くのではなく、デザインの理論を学ぶために美大に行くんだ。と、最近気が付いた。デザイナーは俺に向いてない。だが、デザインの理論を学ぶのは大好きだ。
しかし、おもしろくないのは、皆が俺にデザイナーになれと薦める。俺は笑って受け流す。
どこをどう見て「デザイナーになれ」と言うのかが意味がわからない。俺よりデザイナー気質な奴は他にもいるはずだ。俺ではない。それは間違いない。
もう、デザイナーという言葉すらに嫌悪を抱くようになってきた。
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一番気にくわないのが、俺を祖父の会社に入れようとする祖母の行動言動だ。
祖父の会社とは印刷関連で県内ではわりと(会社としての規模は小さい)大手の分類に入るのだが、そこの会社に入れという。
まぁ、はっきり言うと借金があるとかないとか、無いわけはないが、
要するに銀行から金を借りるときに、将来事業を継ぐであろう人間が会社に居ればなんと借り入れの金額は2倍にも3倍にもなるんだぜ。そういう魂胆が見え見えでもうすでに俺のことを金づるとしか見ていないのが一番苛々する。金づると言えば、昔、俺が肺炎やらなんやら病弱だった頃に祖母は俺に保険をかけた。死亡保険だったかなんだったか。数千万ちょっと。
そして、俺が死ななかったことをなんとも惜しかったように話す祖母と、その保険の満期の時に受け取りをミスして掛け金(?)がパーになったときの祖母の表情。
ああ、長男である俺はその程度なのか。
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結局俺はなんなのか。
高卒の落ちこぼれだ。
オチのつかない落ちこぼれとしてこれからを生きるのか
高卒でもうハタチだが、未だに進路は見えない。
そんな奴を周りはどう思うのか、
そんなことばかり考えてたらずいぶんとひねくれた事しか言わなくなった。
ちょっと落ち着いて色々考えなきゃならないんだが、自分はもう新しいことに踏み込めるほどの勇気も無ければ自信もない。だが、祖父の会社では働きたくない。どんだけワガママなのか。母はそれを是とするが、父は苦い顔をする。
働けば勝ち。だが学歴が無き者は何を言うおうと負けという思考が俺の周りでうごめく。
これから何をするのかが未だに見えない不安と、少しでも楽しい事を探そうとする。